2009年12月14日

忘年会にて

先週の週末、近所の数家族が集まって忘年会を開きました。息子の保育園の同級生つながりです。保育園というのは送迎の関係で親同士が顔なじみになることが多いので、卒園後もなにかにつけ集まります。今回は、その中でもごく近所の家族が集まったという形です。

忘年会ですから無礼講で、とりとめのない話で盛り上がっていましたが、途中、「近頃はむかしとちがって危ない世の中になってきたから...」という話が出てきたので、「いや、実際はそうでもないんですよ。子どもを狙った犯罪の発生率は15年ほど前まではずっと減少してきていて、その後はほぼ横ばいらしいですよ」と、持ち出してみました。

意外なほどに反論がなかったのは、場の雰囲気だったのか、メンバーの性格だったのか、よくわかりません。「不審者情報は急増しているが、それが実際には犯罪の発生とは相関していない」という話も、すんなりと受け入れられました。「不審だと思えば不審者」という背景や、「知的障害者等の弱者が不審者として統計に含まれている」という指摘も、なるほどと納得されました。

それでもやっぱり、安全に対する懸念は消えません。そこで気がついたのですが、この席にいた親御さんは、いずれも女の子のいるご家庭の方々でした。私のところは男の子です。やはり感覚がちがうのかもしれません。

ということは、日本でも、英語圏のstranger-danger同様に、懸念の対象は性犯罪なのでしょうか。だとしたら、英語圏での分析が日本にもあてはまる部分が大きくなってくるようにも思えます。今後、注意すべきところかもしれません。

もうひとつ、やはりここで気になるのは、「子どもの安全」を言う親の真意です。以前にも書きましたが、何らかの主張の根拠となる事実が誤っていることを認めた上でなおその主張を続けようとするのは、実はその主張された論理とは別な論理が働いているからだと考えていいことになります。私を含めた親たちを「安全」へと駆り立てている論理が何なのか、改めて考えねばならないだろうと思います。
posted by 松本 at 11:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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