2009年12月07日

PTA愛育部にて - その3

先週のことになりましたが、PTA愛育部の月例活動日がありました。私は「安全マップ」や「子ども110番の家」に関する作業を行なうグループに属しているので、その関係のことを1時間ほどお手伝いしました。あいにくと子どもが学級閉鎖で留守番している関係で、途中で抜けねばならず、他の方に迷惑をかけてしまったのですけれど。

この愛育部、「いかのおすし」に非常に近いところで活動しているわけですが、「子ども110番の家」に関しては、私はどちらかといえば好感をもっています。ということでこれに「協力してください」という文書の作成をお手伝いするのはかまわないのですが、この文書、そして登録者の情報の取扱いを巡って、グループのメンバーの間でいろいろと意見が出ました。

その結果として明らかになったのは、「そもそも子ども110番の家って何?」ということが自分たちでさえ曖昧なままに、勧誘文書をつくろうとしているという事実でした。この事業に関しては、秘密でも何でもなく、ホームページ等で内容が公開されています。そのリンクも、勧誘文書には記載してあります。

けれど、紙に印刷されたURLなど、誰が1文字1文字打ち込んで見に行こうと思うでしょうか。はっきりいって、これは無意味です。実際、委員の誰一人としてこれを見てはいませんでした。登録者の取扱いを巡って、「じゃあ子ども110番の家って、そもそもは?」と疑問が出てはじめて、誰もそれを正確に知らないことが判明したのです。

自分でもわかっていないことを、何となくわかったつもりになって人に勧めるのはおかしなことです。ときには危険なことでもあるでしょう。しかし、PTA活動をはじめ、多くの活動がそのようにして進められているのではないでしょうか。

私が問題視する「いかのおすし」にしても、これはあてはまるように思えてなりません。「いかのおすし」の標語自体はわかりやすいもので、誰でも見ればわかります。けれど、なぜそれを広めようとする人々がいるのか、それがどのような背景をもとに広められようとしているのか、それが実際に何をもたらすのかを、誰も理解しようとしない、理解する必要を感じていないのではないでしょうか。

では、自分がわかりもしないことをなぜ人に平気で勧められるのでしょう。それは、勧めることのないようにではなく、勧誘活動そのものに意義が見出されているからに違いありません。私の場合、まず、PTAのクラス役員というものが義務として必ず回ってきて、活動日に顔を出さないとペナルティがあるという状況があります。そういう状況で委員になり、活動日に出席すると、自動的に、「あなたの仕事は子ども110番の家の勧誘です」ということになります。そういう仕組みで自分の仕事が与えられた場合、その仕事の意義は、単に自分のノルマをこなすことでしかありません。事業の中身まで敢えて立ち入って理解したいとは、誰も思わないのです。

幸いなことに、今回は、議論を通じて「勧誘する以上、子ども110番の家がどういうものなのかを正確に伝えなければダメだよね」ということがはっきりしました。これは、メンバーの質が高かったのでしょう。そして、勧誘文書に加えて、事業の説明文書を配布するということで合意ができました。この文書は、警察(の外郭団体?)から入手できるもののようです。

自分が何をやっているのかを理解する必要のないシステムは、非常に危険だと感じたことでした。
posted by 松本 at 16:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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