2010年04月07日

防犯ブザー持って遊びにいきますか?

息子の学校でも新学期が始まり、息子も小学2年生になりました。明日は入学式があるので、いよいよ下級生の面倒をみる立場になります。この1年、ずいぶん成長したと思う一方で、まだまだ頼りなく、本当に大丈夫かなと心配になります。

そんな新学期準備のために春休み前に配られたプリントを改めて見直していたら、やっぱり「いかのおすし」的な注意事項が列記してありました。まあ、「知らない人に声をかけられてもついていかないようにしましょう」程度のそれほど害のあるものでもないので、特に目くじらをたてることもないように思います。それよりも、笑ってしまったのは、「あぶない目にあったら防犯ブザーを鳴らしましょう」というもの。近所に遊びにいく子どもに、防犯ブザーを持たせるのでしょうか。

こういう書類を作る教育現場のセンスがどうなっているのかと、疑いたくなります。こんな事なかれ主義が、「いかのおすし」的教育に反映されているのではないかと思います。いったいあなたは、防犯ブザーを持って遊びにいきますか? それはまるで、片時も銃器を離さないアメリカ人のように滑稽な図ではないのでしょうか。

安全のためには、もっといい知恵があると思います。
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2010年04月12日

教科書にまで! 「いかのおすし」

読売新聞の報道によると、「いかのおすし」は、ついに教科書で教えられることになったようです。

[生活・音楽]防犯意識を強調
 生活では、犯罪から身を守る意識を強調する教科書が目立った。
 「(付いて)いかない」「(車に)のらない」「大声を出す」「すぐ逃げる」「知らせる」という不審者への対応を5項目の頭文字でつなげた標語「いかのおすし」は三つの教科書に登場した。入学後に学校生活に適応できない「小1プロブレム」解消のため、遊びを中心とした活動を授業につないでいく試みもあった。
 音楽では、扱う楽器で和楽器が新指導要領で明記され、琴の弾き方も取り上げられた。また、沖縄の音楽を特集し、独特のリズムと音階を使って節を作る内容を扱った教科書もあった。
2010年3月31日 読売新聞

教科書は、多くの人が制作に携わるものです。本来中立とは言いながら出版社の立場によって実際には様々な思想・信条を反映した教科書が存在するのは現実ですが、それでも、多くの人の手を経ることによって、あまりに極端な考え方が表面に出ないようになるものです。

しかし、「いかのおすし」は、常識では理解できない極端な排除思想です。教科書編集に携わった多くの人の誰一人としてそれを気にしなかったというのは、背筋が凍るほどの怖ろしい状況だといえます。

「学校とはそういうものさ」「教科書とはそういうものでしょう」と、肩をすくめることもできるかもしれません。けれど、単純に一人の大人として、私はこういった思想を子どもに伝えることを恥ずかしいとおもいます。自分自身が人間として、恥ずかしいのです。

私は、自分自身の恥辱を雪ぎたいというその個人的な思いをもとに、引き続き「いかのおすし」批判を強めていきたいとおもいます。
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